Moerist's diary.

溢れる想いは、言葉とピアノで。

ウソツキ。

 

White jam Live 2019.05.12  (大阪2日目)

 

 

'' どれだけ卑怯だって 嘆いたって

  どうせ 全部許せちゃうんだよ。''

 

 

私は失恋した。

 

 

ライブの5日前だった。

 

 

 

ちょうどライブのチケットが届いた頃、

突然告げられた別れ。

 

ライブに行こう、と思い立った時は

予想だにしていなかった。

 

なんなら、彼も誘おうと思っていた。

 

それくらい突然の出来事だった。

 

悲しさ、よりも

なぜ?、という気持ちの方が

大きかったように思う。

 

 

 

そんな状況で、曲の予習にまで頭も回らず、

気づけばライブの2日前になっていた。

 

けど、White jamさんのライブが

決まっていなかったら

私はもっと塞ぎ込んでいたと思う。

 

3歳からピアノをしてきた私は

息をするように

音楽が自分の中に流れている。

 

それは、ハッピーな時だけではない。

 

悲しくて辛くて苦しい時こそ、

私にとって '' 音楽 '' は何よりの処方箋になる。

 

 

 

 

そんな中でたまたま見かけた

 

'' 予習曲リスト作っておいたから

これ聴いといてくれたら大丈夫(^^) ''

 

というシロセさんのツイート。

 

私は、心機一転、髪を切って染めよう、

と美容室に向かう電車に揺られていた。

 

プレイリストを再生してみると

どれもキャッチーで、

歌詞もメロディーもすごく好きだった。

(もっと早く聴いとけばよかったと後悔…)

 

 

再生リストの後半、'' 夏なんて '' 。

 

あ、私も非リア充か…と少し切なく

なりながらも本当に元気が出た。笑

 

「ファー✌︎('ω'✌︎ )」と心で大絶叫し終え

私は、完全に油断していた。

 

White jam / 夏なんて

https://youtu.be/IWssrSaiYZI

 

最後にイヤホンから流れてきた曲。

 

 

'' ウソツキ '' 

 

 

シロセさんの語りから、

そのまま切れ目なくブレスをきっかけに

流れるように歌が始まる。

 

予想外の始まり方に驚きながらも

 

私の耳に伝わってくる

'' シロセさんの声 '' 、  '' 曲の歌詞 '' 

を必死に私の頭が追う。

 

いや、正確には、追おうとしていた。

 

私はシロセさんのブレス後の1小節を

聴いた瞬間から涙が止まらなかった。

 

こんな経験、初めてだった。

 

 

'' 僕とあなたはあいこでしょ

ただ、答えは知りたくない。''

 

'' 信じる理由なんて その笑顔だけで十分。''

 

'' 本当に欲しいものは気づかないだけで

既に手にしていたんだね。''

 

 

この曲を聴き終えた時、私の中で

何かが変わったのが分かった。

 

彼の言葉の真意や、何を考えていたのか、

もう分かろうとする気力もなくなって、

私には理解できないと思っていた…

 

だけど、

 

ほんの少しだけ、分かった気がした。

し、分かりたいと思った。

 

好きと言ってくれた相手の気持ちも

好きだった自分の気持ちも嘘じゃない。

 

しかし、心には嘘をつけない。

 

目の前にある楽しさや、嬉しさ、によって

小さな違和感から目を背けてたのかな。

 

お互いに、心のどこかではこうなる事を

なんとなく分かっていたのかな。

 

 

色んな想いが巡ったと同時に

気持ちがすっと楽になった。

 

 

本当にこの曲に私は救われた。

 

 

White jam / ウソツキ

https://youtu.be/qPfMHoR8i5E

 

 

そして、ライブ当日。

 

私は初めての1人参戦だったこともあり

どこに立てば良いか散々迷ったあげく

 

ステージから見て右端の手すり付近で

ドキドキしながら3人の登場を待った。 

 

正直、

その1週間は、辛かったけど

辛いと思うこともやめていたし

 

知らず知らずのうちに気を張って

頑張っていたように思う。

 

5月12日が楽しみだったから

気持ちを奮い立たせ踏ん張れた。

 

 

'' 明日から、新しい日々を歩いていく為に

私は今日のライブに来るべくして来た。''

 

とそんなことを

ライブが始まる前にふと思った。

 

やっぱり、人生、起こることには

きっと何かしら意味がある。

 

 

BGMの音量が急激に上がり始めたのを合図に

会場の熱気とファンの期待も一気に上がる。

 

ボルテージが最高潮に達した時

 

White jamの3人が暗闇の中から

私たちの前に忽然と現れた。

 

 

そして、

 

 

シロセさんのブレスを合図に

 

 

私の胸にしまい込んでいた想いが

とめどなく涙となって溢れ出した。

 

 

'' 明日から、新しい日々歩いていくね。''

 

 

全ての経験と出会い、にありがとう。

 

 

そして、White jam の

シロセさん、にっちゃん、ガッシーさん

素晴らしい音楽を心からありがとう。☺︎

 

 

 

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